東京のお盆最後の日にもてなし精進料理のお供えを

今日は7月15日、東京では今年のお盆最後の夜を迎えます。

明日16日には、送り火を焚いて、ご先祖様や故人の霊をお墓に見送らなくてはいけません。
つまり、遙か遠いあの世からわざわざなつかしい我が家に戻ってきた亡き方々の魂が、ゆっくりくつろぐことができるのは今日一日だけです。

今年の東京盆は平日だったため、忙しい中でのお盆だったことはわかります。
しかし、もしまだお盆期間中にたいしたご供養ができていないならば、今日朝昼晩のうち一度でもいいですから、手作りの料理を仏前にお供えしてみませんか。懐かしい我が家の味を楽しんで、またあの世へと帰っていただくのです。忙しい中、なんとか用意した料理、もし至らぬ味だったとしてもそんなことはたいした問題ではありません。おもてなししようというまごころこそが、最高の供養となることは間違いありません。

昨日紹介したお盆準備での精進料理は一汁三菜形式のきっちりしたおもてなし料理です。

仏壇前での略お盆飾り作法

飯椀 白ごはん

汁椀 豆腐とわかめの味噌汁

高坏 きゅうりのぬか漬けと瓜の奈良漬け

平椀 馬鈴薯、がんもどき、いんげん豆の煮物

膳皿 レタス、キュウリ、春雨、しめじの胡麻酢あえ

坪 煮豆

全て作ることが難しければ、その中の何品かでもかまいませんし、精進料理でなく、家族がきょう食べる普段の料理をそのままお供えしても良いのです。
料理を作る時間が無ければ、おいしいお菓子や果物でも良いでしょう。できる範囲でかまいませんので、最後の日になにかまごころをこめたお供え物でお盆の供養を締めくくりましょう。

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