青トマトの塩漬けがおいしく漬かりました

先日漬けた青トマトの塩漬けがおいしく漬かりました。

青トマトの塩漬け

トマトの漬物は市販の量産品ではまずみかけませんし、当地でも作る人はごくわずかなレア料理です。
どんな感じかというと、まず食感は赤いトマトに比べてかなり固く、シャキシャキして柿やリンゴなどの果物をかじっているような感じです。味はほどよい酸っぱさの中にほんのりうまみが感じられる淡い味で、グレープフルーツやレモンをやんわりさせたような味でピクルスの風味に似ています。

青トマトの塩漬け

↑二日くらいで、漬け汁が全てのトマトを覆うくらいに上がってきます。

青トマトの塩漬け

↑このようにトマト自体はまったく形が崩れず種の部分もそのままです。
しかし味は生の状態とは劇的に変わって驚くくらいおいしくなります。

もし赤いトマトをこのようにスライスしてビニール袋や漬け物桶に乱雑に入れたら、おそらく中の柔らかい種の部分がバラバラになって外れてしまうでしょうが、未熟な青トマトの場合は種が外れることなくそのままの形を保っています。トマトの種の部分には昆布等と似たうま味成分がたくさん含まれているため、塩を加えることでうまみが引き出されて独特のおいしい味に漬け上がるのです。

青トマトの塩漬け

私はこの時期にだけ味わえるこの漬物が大好きです。
これが食べ終わる頃には寒くつらい冬がやってくるので、季節の節目を感じさせる料理です。

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