餅粥_臘八攝心四日目
〇餅がゆを食べる際の修行僧の裏技的伝承とは 日本人は古来、お餅には不思議な力が宿っていると考えてきました。一年かけて育てた大切なお米を搗いて凝縮し、丸く整えた鏡餅が神仏への尊いお供えものとされま...
〇餅がゆを食べる際の修行僧の裏技的伝承とは 日本人は古来、お餅には不思議な力が宿っていると考えてきました。一年かけて育てた大切なお米を搗いて凝縮し、丸く整えた鏡餅が神仏への尊いお供えものとされま...
○サツマイモのお粥の特徴 いろいろな芋がある中で、いわゆる「芋粥(いもがゆ)」と言う場合、現在だとサツマイモを加えたおかゆを指すことが多いようですが、古くは芋がゆは自然薯や長芋を切って、葛出とろ...
○粥有十利とは 昨日の基本の白粥に続き、今日は応用編として具を混ぜたお粥の炊き方を紹介します。重複する部分は省きますので、まずは昨日の基本編を読んでからこちらに進むとなお理解が早いと思います。 ...
○臘八攝心が始まる朝 私が永平寺で修行していた当時の記憶ですが、午前9時すぎくらいから摂心が始まったと思います。毎月1日と15日は朝の勤行を特別丁寧に長く行うのですが、摂心開始日だからといって一切省...
涅槃会には「涅槃団子」 降誕会には「甘茶」 と、三仏忌にはそれぞれ象徴的な食べ物があると私は受け取っています。供養としてお供えし、そしてそのお下がりを私たちが口にするからです。 では今回の成道会...
○栗おこわの魅力と特徴 「おこわ」は、漢字では「お強」と書きます。硬いご飯の意味の「強飯(こわめし)」のくだけた呼び方がおこわで、いわゆる普通のお米、うるち米に比べて硬いかわりに甘みが強く、冷め...
○栗の木の実り方 栗は1万3千年前の縄文時代竪穴住居の遺跡からも出るほど、古くから大事にされています。特徴的なのは栗の花で、早い地域では5月末頃、当地のような寒冷地では6月末から7月頃に咲きます...
すり鉢の使い方に慣れましょう 胡麻和合は精進料理の基本献立です。 古くは、葬儀や法事の精進料理には胡麻あえは欠かせない料理でした。今回の秋彼岸料理基本シリーズの中でも、最も手順が多く、...