典座ネットブログ <禅と精進料理>

「きちんと食べてますか」 食乱れる現代、禅寺の住職が精進料理レシピを通じて仏の教えを説き、あなたの疲れた心と体を癒します。

                             
    

2010年01月11日(月)

    

わさび菜の豆乳ソースかけ [季節の精進料理]

 

 みなさん「ワサビ菜」ご存じですか?
昨年の2月5日の当ブログ記事でもご紹介しましたが、サクサクでパリッとした食感に、ほんのりさわやかな辛みが特徴のニューフェイス野菜です。
 少し大きめのスーパーに行けば、この時期1パック100円〜200円程度で売られています。
 ちなみに今回のわさび菜は地元利根町で生産された地場野菜。きれいな水で育てられたので風味も最高です。(値札、100円のシールが見えますか?これはわざと見えるようにですよ) 

 「ワサビ」というほどの直接的な辛さはありませんが、サッパリした風味が肉などの油っぽい料理の添えものに最適というようにしばしば紹介されています。しかしやはり添えものに使うだけではもったいないではありませんか。添えものに使うだけだと結局使い切れないで余ってしまいますし、安くて栄養豊富なワサビ菜を、積極的に食卓に取り入れることをお薦めします。




 ワサビ菜はビタミンA、C、鉄、カルシウム、葉酸、カロテン、食物繊維などが豊富で、風味や食感だけでなく、栄養面でもすぐれた食材です。特にカルシウムは100gの中に110mgと牛乳以上に含まれています。

 厚生労働省ではカルシウムの一日必要摂取量を700mgと定めていますが、多くの日本人はカルシウムが必要量に達しておらず、不足状態であるとも言われています。
 カルシウムは特に歯や骨の成長・維持に関わる栄養素だということはみなさんよくご存じだと思います。他にも、筋肉の働きを円滑にし、肩こり予防にも効果があるといわれております。
 不足するとイライラすることは有名ですね。

 特にインスタント食品などを常用すると不足しがちです。
 だからといってカルシウムだけを単独で摂取してもなかなか効果がないとも言われます。不足しているからといってサプリメントなどで安易に摂取するのではなく、ワサビ菜などの新鮮な野菜で、おいしく摂取したいものです。

 どうも最近肩こりもひどいし、イライラするな・・・
 そんな方は是非カルシウム豊富なわさび菜をお薦めします。

 さて、それではワサビ菜を使った今年の創作レシピを紹介します。
 わさび菜の辛みに、カブと豆乳の甘みが良く合います。
 カブがなければ大根で代用も可。
精進料理ではありますが、洋風のうつわが向いていると思います。
 ちょっと早いですが、待ち遠しい春の香りを感じることができると思います。


1 カブ1個の皮を良く洗い、皮のまま薄めのくし形に切ります。
  塩2.5mlをまぶして良くもみ、20分ほどそのままおいてしんなりさせて
  水で洗って塩けを流し、水分をクッキングペーパーなどで拭き取ります。

2 赤パプリカ・黄パプリカそれぞれ適量の種をとりのぞき、細切りにします。
3 絹さや10枚ほどを塩ゆでします。
4 わさび菜100gを食べやすい大きさに切り、よく洗って水気を切ります。
5 米酢30ml、水30ml、オリーブ油5ml、黒胡椒少々をボールでよく混ぜ、1〜4を
  ボールに入れてよく混ぜからめます。
6 豆乳100ml、酒15ml、みりん10ml、薄口しょうゆ5ml、塩少々を小鍋で沸騰させ、
  水15mlで溶いた片栗粉5mlを加えてよく混ぜ、とろみをつけます。
7 5のサラダをうつわに盛り、6の豆乳だれを添えます。






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Posted by 典座和尚(管理者) at 17時47分  トラックバック ( 0 )  コメント ( 0 )

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高梨尚之(たかなし・しょうし)
曹洞宗大本山永平寺にて修行を積み、精進料理の心と技を深く学ぶ。
平成13年より17年まで、大本山永平寺東京別院長谷寺にて副典座および典座(調理責任者)を務める。
現在、群馬県永福寺住職。
曹洞宗群馬県宗務所布教師。

主著
『永平寺の精進料理(学習研究社)』
『永平寺の心と精進料理(同社)』
『典座和尚の精進料理(大泉書店)』
新聞、雑誌、仏教誌等連載・記事多数。講演、法話、料理教室等の活動に力を注ぐ。


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