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モッチリカリカリ精進納豆チヂミ

 チヂミは水で溶いた小麦粉を焼いた韓国料理です。日本のお好み焼きのようなものですが、お好み焼きよりも少し薄く、もっちりした仕上がりのものが多いようです。韓国でも精進料理は盛んですが、法事の際にはチヂミがお供えものとして捧げられることもある人気家庭料理です。  お好み焼きなら、小麦粉に溶く水を多くして、固形的ではなく少し崩れぎみなほど柔らかく仕上げるのがコツです。しかしチヂミの場合は上の断面写真のように表面をカリッと焼き上げ、中はモッチリとやわらかく仕上げます。モッチリさせるために、すりおろした大和芋、あるいは長芋を加え、また小麦粉だけでなく片栗粉も使います。水分の量は仕上がりの固さの好みと、長芋の水分量によって調整して下さい。  一番のポイントは焼き加減です。一番失敗が無いのは、弱火で長時間かけて火を通す方法ですが、焦げにくいかわりに無駄に時間がかかってしまいます。そのため弱めの中火で加熱し、上面のフチのあたりが少し固まってから三十秒くらいで一度フライ返しで少しだけめくってみて、焼き面の状態を確認してみると良いでしょう。焦がしすぎて真っ黒になっては困りますが、ちょうど良い焦げ目がつく程度に香ばしく火を通します。逆側は、表を焼く時の8割くらいの時間で火が通ります。  裏返すのは、テフロンなどの特殊コートのフライパンを使えばそれほど難しくありません。片面がしっかり焼けていれば貼り付くこともなくスッと裏返すことができます。  普通の料理ならばニラを使う場合が多いですが、精進料理なのでニラは使いません。かわりに少しクセのある春菊を使いましたが、冷蔵庫に残ったほうれん草や小松菜などの葉もの野菜でも良いでしょう。  加える納豆の量は好みで加減してください。納豆自体に味があるため、特に味付けせずそのまま食べても美味しいですが、韓国風に胡麻油と酢を使ったつけダレを添えました。 

サクサクトロリ納豆とろろの春巻天麩羅

長芋をすりおろしたとろろに、納豆を混ぜるのは禅寺精進料理の定番です。それに刻み海苔をちらせば、それだけで栄養たっぷり、ご飯がすすむ一品になりますが、今回はそれを海苔と春巻の皮で包み、天ぷら粉で揚げました。 天ぷら粉で包んだ衣はサクサクで、中の納豆とろろはトローリして絶妙な食感です。このまま食べた方が納豆の風味が直接楽しめますが、濃い味に慣れた方はしょうゆ、ポン酢などをお試し下さい。 また、すりおろすのは大和芋やいちょういものように、粘り気が強くて濃い方が揚げやすいです。長芋でも、水分が少ないものを選べば作ることができますが、水っぽいサラッとした長芋だと成形時に苦労しますし、揚げる際に水分がとんでしまいとろろの量が減って空洞ができてしまうため、芋の選定に注意すると良いでしょう。

ネバネバ食材を合わせてバテ防止_長芋と春菊の納豆あえ

長芋にはネバーッと糸を引く粘り気がありますね。これは新陳代謝を良くし、夏バテ対策にもなる滋養豊富な成分です。9月に入ってもまだまだ暑い今年、是非口にして体力を回復すべき食材です。この長芋の粘り気は加熱すると失われてしまうので、千切りのようにして生で食べるのがオススメです。 そしてこの長芋の粘り気と納豆の粘り気がまた良い取り合わせとなって口中で上質なハーモニーを生み出します。春菊はちょっとクセのある青み野菜を添えることで風味のアクセントをつけるために加えましたが、クセがない方がよければほうれん草や小松菜、水菜などの青みでも良いでしょう。 お客さんに出す場合は、一枚目の写真のように、3種の具を混ぜずにそれぞれ整えた状態で盛り付け、食べる人が自分で混ぜるようにすると品が良くなります。 また好みでもみ海苔や刻み海苔をまぶしてもよく合います。 

じっくり漬けたコク_長芋の味噌漬

長芋の味噌漬と名付けながらも、短時間でできあがることを売りにしたレシピがウケているようで、味噌漬けというよりも味噌地をからめただけの味噌あえ的なレシピをよく目にします。つまりほとんど漬かっておらず生の長芋に味噌を混ぜただけで漬物というよりあえ物です。アッサリと仕上げるのも一つの食べ方ですし、小さく切って仕込めば数時間というお手軽さは魅力でしょう。 しかし今回はあえて時間をかけてしっかり漬ける方法を紹介します。長芋の中まで味噌の味が染みて、見た目もほどよくしなびたまさに王道の漬物です。味噌のコクとうまみが長芋のシャキシャキ感とよく合います。短時間では味わうことができない奥深い風味を試してみてください。