「 漬物 」一覧

みょうがの味噌漬_令和元年お盆のお供え膳

シャキッとした食感と独特の風味が魅力的なみょうがの旬は秋ですが、夏の素麺の薬味としても人気が高いため、今ぐらいから天然物が市場に出回ります。今年のように暑い夏には輪切りにして味噌汁や麺類にまぶすだけでも落ちがちな食欲を刺激することができ重宝します。 今回はこのみょうがを味噌漬けにしてみます。七月盆のレ献立例では初心者向きをコンセプトとしているためカンタンにできる献立を中心にしましたが、八月盆は料理好きの方やベテランでも満足できるように少し手の込んだ献立を毎年紹介しています。そのため漬物も七月はすぐに漬け上がる浅漬を紹介しましたが今回は比較的じっくり漬ける味噌漬です。少なくとも丸一日、できれば三日以上漬けて頂くことで味噌の深い風味が染みこんで非常に美味しい味わいを楽しむことができます。時間が無くて一日しか漬ける時間が無い場合は、みょうがを刻んで盛り付けたら味噌をうつわに添えて、からめるようにして食べれば漬け時間の不足を補うことができます。 味噌はなるべく塩気の少ない、甘めの味噌が良いでしょう。しょっぱい味噌を使う場合は、砂糖を増やして調整します。 ○みょうがの味噌漬のレシピと調理手順

胡瓜と人参の浅漬け_令和元年7月盆の精進料理お供え膳

初心者ほど、意外と漬物を軽視しがちですが、和食にとって漬物は料理の形式上、また献立全体のバランスを整えるためにも欠かせない一品です。今回は初心者向け献立という趣旨ですので手軽に短時間で仕上がる基本の浅漬けをおさらいしましょう。 精進料理の心をいかすためにも、他の料理で残った胡瓜と人参の切れ端を有効利用します。普段から捨てずに取っておく癖をつけましょう。 また少量だけを漬ける場合は、胡瓜をまるごと1本そのままの形で漬けるのではなく、食べる形に切ってから漬けるのがコツです。断面積が広いため、塩気がなじみやすくすぐに漬かります。ただしその分長期保存には向きません。2日以上おいておくと漬かりすぎてしょっぱくなってしまうため、あくまでも少量を短時間で漬ける場合のレシピです。 もう一つのポイントは塩の量です。今回は胡瓜30g、人参20g合わせて50gですが、その場合塩は多くても小さじ1/2程度です。あまり多いとしょっぱすぎますのでご注意ください。 具材から出た水気が全体にいきわたり、さらに漬かりやすくなりますので分量にあった大きさのビニールで、具材が密集した状態で縛ることも大事です。大きすぎるビニールで具材や水気が分散してしまうと漬かりにくくなってしまいます。 以上の点に気を付ければ初心者でも簡単に漬物をつくることができます。これからの時期胡瓜と人参が安価になりますからぜひ少しだけ残った場合は無駄にせず浅漬けにして使い切るようにしましょう。

大豆のピクルス_節分の精進料理

○「大豆のピクルス」の魅力と特徴  節分の豆を使った精進料理、一品目は漬物です。いわゆる和風の漬物ではなく、洋風のピクルスに加えてみました。今回のお膳では漬物皿に盛りますが、漬物カテゴリーにとらわれることなく、大目に作っておけばおかずとしてサラダ的に頂くことができます。 2日目くらいから酢が具材に染みこんで、色がくすんできます。その方が味は染みますが、鮮やかな色とシャキッとした食感を楽しみたい場合は早めに召し上がって下さい。また漬物とはいえ、浅漬けですのであまり長く保管することはできません。豆が傷まないうちに食べきりましょう。 加える塩は、できればあら塩などを使った方が味に深みが出ます。また漬け液は、酸味がきつくならないようにみりんと砂糖を加えていますが、甘くない方がよければ砂糖の量を減らして下さい。具材はレシピ通りでなく、ズッキーニや人参などの切れ端をうまく使って無駄がないように有効活用しましょう。  豆は戻した豆を加えましたが、豆のカリカリした食感が好きなら水で戻さずに、豆まきで使った食べることができる状態のままで加えてもかまいません。ただしその場合はあまりピクルスっぽい仕上がりからは遠ざかってしまうと思います。 もちろん、大豆を加えずに、普通のピクルスとして作ることもできます。 ○「大豆のピクルス」の調理手順とレシピ 1 節分の豆15~20g程度を水にひたして戻します。 2 胡瓜1/2本を縦に1/4、太ければ1/6に切った後、向きを変えて、厚さ5ミリ~1cm

蛇腹胡瓜のレモン漬_平成三十年秋彼岸のお供え膳

 お彼岸お供え膳の最終料理は胡瓜をジャバラ切りにした漬物です。あら塩だけで仕上げれば浅漬ですが、そこにレモンを加えることでレモン漬にしてみました。レモンの酸味が胡瓜によく合い、サッパリした風味を醸し出します。  包丁で蛇腹の切れ込みを入れるのは初心者には少し難しいかもしれません。しかし自分にできないことをはじめから諦めてしまっては、いつになってもできるようになりません。自分の実力よりも少し上に目標を設定し、できないことをできるように努力する向上心を持つことはとても大切だと思います。お彼岸はまた来年もやってきますし、胡瓜の旬も毎年めぐってきます。いつかできるようにと心がけ、数年後、数十年後にできるようになればよいのです。誰でも、はじめてのことは上手くできなくて当たり前です。しかしそれを習得しようと心がけた人と、諦めてしまった人とでは数年後に大きな差ができることでしょう。  切れ込みを1本ずつ切りこむよりも、ザクザクとリズム良く機械的に包丁を動かした方が整った切れ込みが入れやすいと思います。どうしても難しい方は胡瓜の中心に細い串を刺し、その串にあたるまで切れ込みを入れるという練習もできます。  仕上がった胡瓜を盛り付ける際は、胡瓜をねじってすこし切れ目をずらして蛇腹を強調するようにすると見栄え良くなります。またレモンの味が染みこんだ漬け汁も一緒に盛り付けると濃い風味を楽しめます。 

うどの漬物3種_平成30年春彼岸のお供え精進料理膳

3種の漬物、今回は比較的短時間で漬け上がるレシピを選びました。他にも、下処理後に、先日長芋の味噌漬けで紹介した味噌につければ味噌漬けとなりますし、しょうゆ漬けやぬか漬けなども美味しいものです。今回の3種のうち、どれがお好みでしょうか。 ◇うどの甘酢漬の魅力とレシピ うどのほんのり苦い春の香りをサッパリした甘酢でいただきます。加熱するので皮をむかなくてもかまいません。漬物とはいえ、30分ほど酢になじませれば頂くことができます。

うどの漬物・下処理の手順

春彼岸お供え精進料理膳の要、漬物は「うどの漬物3種」です。うどを漬物にすることは珍しいと思いますが、春の香りをとじこめた上品な漬物が出来上がります。 今回は3種の漬け方を同時にご紹介します。同じうどですが、全く異なる個性的な3種の風味に仕上がります。今回の春彼岸のお供え膳に、3種類全てを盛る必要はありませんが、せっかくの機会なので3種類のバリエーションを憶えておき、これからうどの値段が手頃になってきますので、折を見て好みの味を楽しんでください。 なお今回は上の写真で手前から うどの甘酢漬 うどの梅酢漬 うどの塩麹漬 の3種です。