梅干し

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典座への道(精進料理基礎指南)

令和元年大豊作の梅作務

令和になって初の梅収穫時期を迎えました。 寺の裏山には精進料理に欠かせない梅の木がたくさん植えられていて、昔から修行僧たちの貴重な食糧となってきました。とてもたくさん実がなる年もあれば、そうでない年もありその差はかなり大きいものです。なるべくたくさん採れるように、延びすぎた枝の剪定や、肥料をあげたり除草をまめにしたりと、1年間かけてたくさんの手間をかけているのですが、例えば剪定もその時々の加減が難しく、良かれと思って切ったのが今ひとつだったり、逆に予想外に良かったりとなかなか一筋縄ではいかない奥深い世界なのです。できるかぎりの努力を重ねていても、梅の花が咲く時期に天候が悪かったりすればアウトです。 また感触としては梅の木にも体力や調子のような要素があり、毎年毎年大量の実をならしていたら身が持たん、という面があるような?そのためたくさんの実をつける年が数年に一度あって、後は普通の年と、激減する年と、波のようなものがあって一定では無いように感じています。 そんな中、今年は大量収穫の大豊作でした。これだけたくさんの実がなると、一年間の苦労が報われるような気がします。令和になった節目の年に大豊作、これは幸先良いです(^○^)
季節の精進料理

梅とみょうがの和風パスタ

 暑い日が続いています。例年ですと8月になれば徐々に暑さも落ち着きますが今年の日中の暑さは半端じゃない厳しさです。熱中症にならないようにかなり気をつけて屋外作業をしていますが、それでも軽い頭痛や手足のけいれんなどに苦しんでいます。汗びっしょりになった作業服は昼休み中にすぐ乾くので良いのですが・・・発汗量もものすごく大量で、水分と、同時に塩分やミネラルを補充しないと身体がもちません。  食欲もガクンと落ちる暑さの中、梅干しを使った和風パスタがお薦めです。梅のすっぱさが食欲を刺激して美味しくいただくことができます。また、ふだんは塩分控えめが推奨されるご時世ですがこれだけの発汗量だと気にせず多めの梅干しをいただくことができます。  精進料理らしく、梅干しの種も簡単に捨てずに昆布ダシですすいで味付けに利用します。胡瓜やみょうがは炒めすぎず、シャキシャキした食感を残すように油をからめる程度に炒めます。梅干しの塩分はものによってかなり違うため、しょうゆや塩の量は適宜加減して下さい。  手間をかけて仕上げた手作りの梅を使えば、その味わいもひとしおです。
季節の精進料理

さっぱり軽やか梅粥_平成30年7月盆の精進料理お供え膳

お粥なんて病気治療中にたべるもの、と決めつけている方もおられるでしょうが、一度健康な時に食べてみて下さい。そのあまりの美味しさに感動すると思いますよ。そもそも病気で体調が悪い時に食べたお粥にマイナスイメージを持ってしまっても無理はありません。私たち禅僧は、朝食はお粥と決まっています。朝の坐禅と勤行を終えていただくお粥は、そりゃあもう美味しいものです。ご本尊さまや、道元禅師さま瑩山禅師さまなどにもお供えしているくらいありがたいお粥ですから、お盆のお供え膳の主食としても最適です。 献立全体のバランスを考えた時、おかず三品の一汁三菜形式の正式なお膳となるとけっこうなボリュームです。さらに主食をご飯ものにしたのではお腹いっぱいで食べ過ぎカロリーオーバーになりかねません。お粥ならば消化も良いし、サラッといただくことができて献立全体のバランスも良く調います。夏の暑い時期ですので、少し水気を多めにした緩いお粥にすることで、のどごし良くサラリと頂くことができます。 また梅干しをフードプロセッサーでなめらかなクリーム状にすりおろすことで、お粥に良くなじみ、梅の酸味が食欲を刺激して暑い夏でも箸が進むと思います。梅には疲労回復効果もありますし、今年の暑い夏にはピッタリです。梅ペーストは多めに作っておけば色々な料理に流用できて重宝します。なお貝割大根を散らすことで見栄えが良くなり、またピリッとした辛味がまたお粥にアクセントを与えます。 難点は、しばらくの間お膳を供えておくとお粥が水を吸ってボテッとしてしまう点です。いつもより少し早めにお下げして、トロトロのうちに頂くと良いでしょう。
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