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じっくり漬けたコク_長芋の味噌漬

長芋の味噌漬と名付けながらも、短時間でできあがることを売りにしたレシピがウケているようで、味噌漬けというよりも味噌地をからめただけの味噌あえ的なレシピをよく目にします。つまりほとんど漬かっておらず生の長芋に味噌を混ぜただけで漬物というよりあえ物です。アッサリと仕上げるのも一つの食べ方ですし、小さく切って仕込めば数時間というお手軽さは魅力でしょう。 しかし今回はあえて時間をかけてしっかり漬ける方法を紹介します。長芋の中まで味噌の味が染みて、見た目もほどよくしなびたまさに王道の漬物です。味噌のコクとうまみが長芋のシャキシャキ感とよく合います。短時間では味わうことができない奥深い風味を試してみてください。 

ひな祭りに精進菜の花ちらし寿司

3月3日はひな祭りですね。お寺にはひな祭りは直接関係なく、修行道場でも3月3日だからといって特別な献立を用意することはあまりありません。しかし地方の一般寺院であればまた話は違ってきます。 たとえば幼くしてこの世を去った女の子のみたまに、手作りの散らし寿司をお供えしてあげようという場合、エビや錦糸卵を使わない精進散らし寿司が最適です。ひな祭りに限らず、お彼岸やお祝いの席などでの精進料理としても良く用いられる献立です。 今回はひな祭りに合わせて春の旬、菜の花をメイン食材としてみました。干し湯葉を使うことで彩りも華やかになるよう心がけると良いでしょう。手巻き寿司仕立てにしてもまた楽しめると思います。

さつまいもの煮物の天ぷら_残り物リサイクル精進料理

さつまいもの天ぷらは精進料理の定番で、昔から仏事でもよく出されています。通常は、薄切りにしたさつまいもを生のまま衣につけて油であげます。薄く切らないと中まで火が通らないからです。 それはそれで美味ですが、薄く切ることでさつまいもの風味が存分に味わえない欠点もあります。 そこで今回は、一度煮物にして味付けしたさつまいもを天ぷらにする方法をご紹介します。これによって、さつまいもを厚切りにすることができ、また煮物にしますので下味を充分につけることができ、ホクホクとした柔らかいさつまいもに、カラッとしたほどよい歯ごたえの衣が包むことになります。具のさつまいもは煮物としてすでに火が通っているため、中まで火を通す必要はありません。衣だけがパリッと揚がればすぐに油から引き上げて良いため、失敗も少ない手軽な料理です。いつもの薄く切ったサツマイモと違った、ゴロッとしたかみ応えある形状は、新たなサツマイモの味わいをもたらせてくれるでしょう。

さつまいもの味噌汁~むいた皮も無駄にせず

むいたサツマイモの皮を何にも利用せず、無駄に捨ててしまうのは精進料理の教えからいってよろしくありません。 食材の命を無駄にせず、使える部分はきちんと有効利用してあげることが、たとえるなら食材を成仏させてあげることになるのです。 そして生ゴミを減らすことは環境保護にもつながりますし、食材コスト的にも利点があります。 細かく刻めば、加熱時にほとんど溶けて消えてしまうので、見栄えにもあまり影響しません。しかし味はしっかりと汁の中に広がりますので、さつまいもの豊かな風味を楽しむことができます。もちろん、具としてしっかり味わいたいならあまり細かく刻まずにザックリと切れば良いのです。

芋ようかん_精進スイーツの王道

精進料理スイーツとして、また先付けや八寸の一品としても適したレシピです。 某寺院の門前で売られているあの品が有名ですね。ズシリと重い包みはお参り帰りのお土産として重宝されていますが、昔ながらの美味しい品は賞味期限が短いのが難点です。 せっかくなので、食べたい時に作りたての芋ようかんを召し上がってはいかがでしょうか。作りたての美味しさは、老舗の銘店にも負けないと思います。 粉寒天の量は、今回は少し硬めの仕上げにしましたが、減らせばもっとプルプルの柔らかな食感にすることができます。 砂糖は、できればザラメ砂糖を使うとサツマイモの風味によく合います。

サツマイモの白あえ

さつまいもの魅力の一つは、ゴロッと大きめに切った大ぶりな乱切りを口にした際、ホロリと崩れるような柔らかさと適度な噛みごたえにあると思います。蒸すことで煮崩れることなく形状を保ったままでほどよい柔らかさを得た上で、さらになめらかな豆腐地をまとわせた白あえにしました。 蒸すことで煮崩れしにくく、またサツマイモの味が煮汁にしみ出てしまうことを防ぐことができますが、その反面、サツマイモ自体の味があまり濃くないものを使う場合には不利な調理方法となります。煮物の残りがちょうどある場合はそれを有効利用すると良いでしょう。

サツマイモのなめらか精進スープ

サツマイモを使った料理というとやはり「和」のイメージが強く、毎回似たような仕上がりになることが多くなってしまいます。時には雰囲気を変えて洋風料理に仕上げるイメージチェンジを楽しむことも料理の大切な要素です。今回は、豆乳を使ったお洒落な精進クリームスープを紹介します。 せっかくなので洋風の食器を使ってみると、和と洋がうまくミックスされた現代的な精進料理の雰囲気が醸し出せるのではないかと思います。