お盆飾り

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季節の精進料理

手作り紅生姜_平成30年8月盆の精進料理お供え膳

夏には皮が薄くて先が赤色の新生姜も出回りますが、それを使えば皮をむかずにそのまま使用できます。ただ価格が高価なため、いわゆる普通の生姜で充分です。普通の生姜は収穫してからしばらくおいたものですが、この時期には新生姜と実用上変わらないような、皮が薄く新鮮な国産生姜も出回っています。新生姜の方が柔らかく仕上がりますが、普通の生姜の中で状態がよいものを見つけてみるとよいでしょう。 美味しく仕上げるためには、均一な薄さで、なるべく薄く切ることが大事です。そこで今回はスライサーの利用をお薦めします。初心者でも簡単に薄く切ることができます。ただし生姜が小さくなってくると指をザックリしてしまう危険があるため、食材を押さえるガードを併用しましょう。スライサーとガードはどんな料理でも幅広く使えるため、この機会に揃えてみるとよいでしょう。
季節の精進料理

カボチャの豆腐胡麻クリーム煮_平成30年8月盆のお供え膳

カボチャは夏が旬です。お盆の頃になると採れ始めるため、お盆のお供え精進料理に使う定番食材です。 でも感覚的には秋から冬にかけてカボチャが美味しい気がしませんか?そうなのです、採れたてのカボチャよりも、1~2ヶ月おいて追熟させた方が水分量も適度に減って、やわからくまた甘くなるのです。ですから夏に採れたカボチャをそのまますぐに食べると「ちょっと水っぽい」「なんだか甘味が足りない」「煮崩れやすい」ということになりやすいのです。(カボチャの品種や状態にもよります) そこで今回、カボチャを煮ないで蒸すことで初心者にとって一番の失敗である「煮崩れない」「水っぽくならない」、豆腐胡麻クリームであえることで「濃厚な味を足すことができる」とメリット盛りだくさんの調理法をお薦めします。蒸すことで固さを調整しやすいため、煮崩れても良いから柔らかくしたい、という方もギリギリのラインを見極めやすくなります。 蒸しただけでは味が染みないため、蒸し上がった熱い状態で煮汁に少しだけひたして味を染みさせます。クリームを加えずにカボチャ煮として仕上げても良いです。
季節の精進料理

精進ワンタンスープ_平成30年七月盆の精進料理お供え膳

ワンタンは小麦粉で作られた薄皮で具を包んだ中国風の料理です。通常であれば刻んだネギやひき肉などを具にしますが、精進料理ですので水気を抜いた豆腐と刻んだ干し椎茸をひき肉に見立てて工夫してみました。 汁に薄く水溶き片栗粉をつけることでワンタンが汁でふやけにくくなり、またとろみによってワンタンのツルッとした食感がスープによく合ってついつい食べ過ぎてしまいそうです。濃い目にとった椎茸と昆布のダシで薄めに汁を味付けすることで、具の風味を引き立てるようにしますが、辛めの味がお好みならば一味唐辛子を加えてスープに辛味をつけると良いでしょう。旬の枝豆を浮かべることで彩りを良くし、また堅い枝豆を加えることで食感にアクセントをつけることができます。 大学生の頃、良く通った銭湯のすぐそばに某ワンタン工場の本社があって通る度にお腹が鳴ったのを今でも想い出します。この世に戻ってくる亡き故人も、生前にワンタンが好きだった方がおられるのではないでしょうか。精進料理にアレンジしてお供えしてあげればきっと喜ばれることでしょう。
典座への道(精進料理基礎指南)

今日から七月盆 略式の飾りならまだ間に合います

都市部では地方のように本格的なお盆の準備をするのが難しい場合も多いでしょう。その場合は、上の写真のように、お仏壇の前に盆ゴザを敷いて、ナスとキュウリで牛と馬を用意し、水の子だけをお供えする略式でのお盆飾りをお薦めします。はじめから本格的なお盆飾りは無理だから、とあきらめてしまうのではなく、できる範囲でまごころを形に表せば良いと思うのです。この略式なら、ほんの30分で用意することができます。 一年に一度しかないお盆です。是非とも、供養のお気持ちを届けていただきたいと思います。
季節の精進料理

さっぱり軽やか梅粥_平成30年7月盆の精進料理お供え膳

お粥なんて病気治療中にたべるもの、と決めつけている方もおられるでしょうが、一度健康な時に食べてみて下さい。そのあまりの美味しさに感動すると思いますよ。そもそも病気で体調が悪い時に食べたお粥にマイナスイメージを持ってしまっても無理はありません。私たち禅僧は、朝食はお粥と決まっています。朝の坐禅と勤行を終えていただくお粥は、そりゃあもう美味しいものです。ご本尊さまや、道元禅師さま瑩山禅師さまなどにもお供えしているくらいありがたいお粥ですから、お盆のお供え膳の主食としても最適です。 献立全体のバランスを考えた時、おかず三品の一汁三菜形式の正式なお膳となるとけっこうなボリュームです。さらに主食をご飯ものにしたのではお腹いっぱいで食べ過ぎカロリーオーバーになりかねません。お粥ならば消化も良いし、サラッといただくことができて献立全体のバランスも良く調います。夏の暑い時期ですので、少し水気を多めにした緩いお粥にすることで、のどごし良くサラリと頂くことができます。 また梅干しをフードプロセッサーでなめらかなクリーム状にすりおろすことで、お粥に良くなじみ、梅の酸味が食欲を刺激して暑い夏でも箸が進むと思います。梅には疲労回復効果もありますし、今年の暑い夏にはピッタリです。梅ペーストは多めに作っておけば色々な料理に流用できて重宝します。なお貝割大根を散らすことで見栄えが良くなり、またピリッとした辛味がまたお粥にアクセントを与えます。 難点は、しばらくの間お膳を供えておくとお粥が水を吸ってボテッとしてしまう点です。いつもより少し早めにお下げして、トロトロのうちに頂くと良いでしょう。
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